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文部科学省施設の内装リニューアル
をお手伝いしております。
外観の立派さもさることながら内装もオーク(突き板ですが)でなかなか綺麗にまとめてあります。
木の樹種によって空間の質ってなんか決まるところがありますよね、よく使われるものからいくと
楢【なら】オーク・・色味は薄黄からベージュが一般的、直線的な木目は潔さや生真面目さが伝わります。
和風の空間にもオフィスでも店舗でもなんでも合わせやすい。虎目が出ているものは最高級品
例えばドトールの内装もこの木目中心でまとめてありますね
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リビング、ダイニング、玄関などに向いてます。
ぶな、バーチ・・色味は肌色から薄ピンクって感じの温かみのある人間的な表情がありますね
いわゆる北欧家具のほとんどがこれ!木目が淡いのでソリッドな表現も可能なためコンクリート打ち放しや鉄骨系の空間の中でもなかなか合う素材です。
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リビング、寝室、子供室などに向いてます。
チーク・・こげ茶から金色のグラデーション、表面がカサついて深みのある落ち着き
甲板や船舶の内装に使われていたこともあり、男気のある表現に向く。応接間や高級家具書棚でも大活躍
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応接室、書斎、玄関などに向いてます。
となると、変なはぎ合わせベニヤや、ゆるゆるのシナ合板はいかんともしがたいですね、安物のくせに手間ばかり取らせる。いままで一度もこの「シナベニヤ仕上げ」だけはやったことがないんだが、昨今のデザイナー住宅がこのテなのでこれがかっこいいと思いこんじゃっている素人、だけでなくプロの人までも増えてるのが実情です。
by arsnova-arch | 2009-03-23 15:41
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