カテゴリ:魂( 29 )
GO-TEIの原稿を書き上げました!
いやあ、ここまで全力出し切って文章書いたのは天魚先生との俳句以来久しぶりです。
ページレイアウト上2000文字と決まっていたのですが、最初4000文字分の文章が書けてしまったので、そこからから半分に削るのはかなりしんどかったです。最初の4千字の文章は金曜日の午前中でさっさと書けたのですが、そこから内容を薄めることなく文章量を削るのに土曜日はいったんこの文章を寝かせておいて、日曜日の夜8時から始めて月曜日早朝4時半までかかりました。ヘトヘトになりました。
ただし、斧を研ぎに研いで出来あがったナイフのような、厚みのある切れ味の文章が書けたと思います。次号のコンフォルトをぜひご覧ください、新装「住宅特集」のふやけた感じとは一味違いまっせ!
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by arsnova-arch | 2009-02-08 04:30 |
GOTEIの取材に行って参りました
先週某雑誌の取材の仕事で、ついに待望の服部信康さん設計「GO-TEI」に行って参りました!
昨年からこの建物を掲載するように、是非取材に行くように、編集部にお願いしていましたんで実現できてよかったです。この建物の存在を知ったときからずっと「これは凄い!日本の現代建築に一石を投ずる傑作。この建物に建築賞を出さずして何に出す!」と私が大騒ぎしていた物件です。
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交差点におおお!左に立つのが久しぶりに会ったらスリムになって若返った服部さん、手前が取材陣とカメラマンさんです。
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壁と屋根とたたずまいと
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本物です。
まあ、ほかにも見所が満載なんですが詳しくは僕が雑誌の中で全力投球で渾身の記事評論書きますんで、それを読んでください。今こういうタイプの建物の傑作が日本に出来上がったこと、こういう力のある建築家の方と知り合えたこと、本当に嬉しいです。自分の家も服部さんにお願いしたいと思いました。
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by arsnova-arch | 2009-01-18 23:00 |
友人の服部さんが凄いことに!
勝手に褒めるシリーズ
旧尾張藩愛知県西春日井郡ですばらしい住宅建築を次々に設計されている人です。服部さんはその素材の取り扱いも見事ながら、家のありようをその構造、その部位、その関係からとらえなおす、建築工法や素材ディテールからその意味を模索されながらデザインされています。
で、今回イチ押しなのがこのGO-TEIという作品です。
ぜひ、ご覧あれ
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家のスケール感をかつての民家商家のごとくに軒の高さで操作する。その結果ちょっと見にはちっちゃな建物がその存在感で普通の住宅地に大事件を起こしている、しかもさりげなく品良く。
結果、電柱や電線、古ぼけた道路標識や朽ちた道路縁石すら何か不思議な素材としてその風景の中でその意味が変質して建築作品に参加して来ている。
それがまるで最近のロックバンドのジャケ写のような不可思議な効果を生み出して、なにかなつかしさやさわやかさが吹き抜けていっていますね
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by arsnova-arch | 2008-10-07 11:59 |
サムライの応援で宇都宮に行っておりました
友人の金融侍中鉢さんのお手伝いで宇都宮の市内を一日中走り回っておりました。
なぜか?それは中鉢さんの慶応ラグビー部時代の同級生石森ひさつぐさん
が宇都宮で立候補されることになったからなんであります。石森さんは脳外科医として慶応病院、済生会病院で活躍され多くの人々の命を救ってきた方ですが、医療改革の名の下に地方医療が立ち行かなくなっている、多くの開業医さんが医院経営できない、病院の同僚の先生が過労死してしまった。という現状に義憤に駆られて脳外科医としての立場をなげうち、地盤・看板・かばんも無いまま捨て身で国政に打って出た真の医療侍なんであります。
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サムライ医師:石森ひさつぐさん
そんなサムライ医師から応援を頼まれた友人思いの中鉢さんたちに、人として意気に感じていって参りました。
我々中鉢チームは石森さんの講演会の方々のお宅を回ってご意見をお聞きしたりしておりましたが、そこで非常勉強になったことがあります。
しのつく雨の中をご訪問していたんでありますが、住宅の玄関の大切さです。すべての家に玄関がありますが最近の建築設計では「入り口の姿をしているが玄関として機能していない玄関」というのが多いんですね
玄関というのはそこで人と人が出会う、住宅の気品を生み出す、植栽や鉢植えを楽しむ、そんな機能と象徴が交錯するところです。庇が無くずぶぬれになる、、立ち話もできない、住人の方もポストの郵便物も濡れてしまう。これは建築家としては捨て置けないと思いました。デザイン的なドグマにとらわれたただ入り口の姿をしているだけの玄関では、人の住む住宅になりません。
、都市部も農村部もみなさんいろんな問題を抱えていらっしゃるのだなと人の住処をつくる身とましてはとても勉強になりました。
そして東京から応援に駆けつけた我々応援サムライ二人は餃子像の転倒のことも知らず帰りには駅前のみんみんで餃子を堪能して帰ったのでありました。
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by arsnova-arch | 2008-10-06 18:53 |
打放道恂流
目黒CUBEの足場がとれました。
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70年代の植田実氏責任編集「都市住宅」誌掲載案件みたいですよね
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by arsnova-arch | 2008-09-27 17:31 |
Hampton 薪ストーブをカナダから輸入します
天城の現場も着々と進行しておりまして、内装工事を開始します。
で、インテリアの最重要アイテム、薪ストーブの暖炉を輸入するわけですが、採用の製品はHampton社製のブラウンエナメル塗装、多面ガラス扉、耳つきグリルというオプション仕様です。
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煙突の設計などカナダサイドで進めてもらっているところです。
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by arsnova-arch | 2008-09-09 17:55 |
「粋の構造」打放道恂流見参!
b0080224_1911064.jpg一番難しかった斜め打ちRC打ち放し外部の様子です。多少の気泡も出てはおりますが、これならイケる!ということで防水はしない!あくまで70sテイストを維持させます。最近のRC打ちっ放しは妙に肌合いが綺麗になりすぎていい子過ぎて迫力にかけていると思いませんか?今回そういった打放道の軟弱化に活を入れる。真性恂流で密実に男打ちすれば防水コーティングはいらんのですよ
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b0080224_1912562.jpg3階の内部間仕切りは男気満点の雑味あふれるコンクリートブロックとしました。水周りへの採光とアクセントでガラスブロックで明かりをとっています。ブロックの壁の噛み合い感を演出するため男目地ということであっさり芋目地で処理、室内の壁もギザギザ段流れにして広がりを増す。光があたると尚よい具合になるでしょう。
今回の建物がずいぶん粋に仕上がっているのも、施工をしてくれている男気集団藤久建設の藤田社長の気風のよさゆえなんであります。
地下一階地上三階のRC打ち放し建築が外部内部天井床とも仕上げなしなんていう建築はここ30年は建っとらんでしょう。元々構造即仕上げ、予算が厳しくとも粋に住んじゃえ、という手法であったコンクリート打ち放しがいつのまにか高級建築化して薄皮一枚をキレイキレイに、型枠の割付をグラフィカルに図面化して、セパの位置に神経質になり、本来のコンクリート素材がもっていた野趣を台無しにしているものだらけになった。RC打ち放し建物の出来は型枠大工次第なんですよ、型枠大工と心中する覚悟で打てばこんな強い面差しのRC建築が出来るっていうわけだ。
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by arsnova-arch | 2008-09-08 19:15 |
ロシアにおけるダーチャというライフスタイル
昨日、ある日本を代表するシンクタンクとのミーティングでロシア人の気楽な別荘生活、「ダーチャ」といわれる小別荘をもつことのススメを話し合った。
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ダーチャ:дача(田舎の邸宅という意味)は、旧ソ連圏では一般的という、都会居住者の別荘のことです。初期ロシア語では、ダーチャは「与えられたもの」ということらしい。
貴族の別邸から掘っ立て小屋のようなものまで、、家庭菜園や家畜を飼ったり、休日に遊んでみたり、その規模や質はさまざまであるようです。
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ロシア人はみんなダーチャもってるらしいよ!でだ、このダーチャ文化を日本の都市生活者にもおススメしようとういうことになるわけですが、今このシンクタンクチームは千葉の山武郡に土地を開墾中なのです。シンクタンクの女性陣もユンボをガンガン振り回して雑木を伐採中とのこと、これらについては今後レポートしていきますが、こういった遊びの小別荘こそわが国が誇る自宅勤務型小建築家の膨大なストックのデザイン能力が活かされる場になるのでは、、、と知恵を絞ることにいたしました。
俺の気になっている小建築家たちを海外からも招待する予定也。
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by arsnova-arch | 2008-09-06 13:24 |
「打放道本家」恂流のRC打ち放しを見よや
非常に綺麗に打ち上げることができました。
この量塊の軽快感とスケール感、壁間隔と床厚との抜け感など
「恂流」直系の弟子筋としては納得のいく上がりです。
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梁がない(構造計算のうえ壁とスラブのみにして梁を消した)のが効いているんですね
この小梁なし構造は有限要素法を用いて天才構造家・高野一樹先生が解きました!
それとRC建築では最近はめったにない、低い天井高さ、小さい開口部、といった70年代「都市住宅」テイストにしてあることも非常にしっくりくる空間になっています。木造のスケール感とプロポーションで出来ているRC建築なのです。
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by arsnova-arch | 2008-08-24 20:31 |
火垂の墓について、レイモンドことライマンとは
以前その件について紹介したが見出しだけで内容がわからん、森山何言ってるんだ?という声を耳にしましたんで、ばっっちし紹介します。
そもそもこの件を私が知ったのは林昌二さんのコメントからです。「林昌二毒本」という渾身の作品集があありますが、この本の冒頭でもきっちり語れている。
アントニン・レーモンドとはどのような男なのか?
(1888―1976年) チェコ生まれ、アメリカに渡り米国市民権を得ると名前をアントニーン・ライマン(Antonín Reimann)からアントニン・レーモンド(Raymond)に変える。フランク・ロイド・ライトの事務所に入所し、1919年帝国ホテル設計施工の助手として1919年に来日。
オーギュスト・ペレのル・ランシーの教会堂をコピーした東京女子大学を設計、ペレを介してライトの影響から逃れ、モダニズム建築の最先端の作品を生み出すようになった。37年に米国に戻り、戦後、48年に再来日。、軽井沢聖パウロ教会、群馬音楽センター、南山大学などが代表作。前川国男、吉村順三らを育て、日本の近代建築の基礎をつくったとされている。
で東京大空襲なんだが
クラウゼビッツによっても「戦争は他の手段を持ってする政治の延長にほかならない」というわけで、戦争といえども国際的協約、ルールといったものが存在する。(この条約は現在でも有効)
ハーグ陸戦条約ですが、日米ともに1900年代初頭に加盟しています。
【ハーグ陸戦条約】
第二款 戦闘
第一章 害敵手段、攻囲、砲撃
第22条:交戦者は無制限の害敵手段を使用してはならない。
第25条:無防備都市、集落、住宅、建物はいかなる手段をもってしても、これを攻撃、砲撃することを禁ず。
東京は「無防守都市」であり、東京大空襲のように軍事目標以外を無差別絨毯爆撃をすることは国際法違反であることは明らか、、それを遂行したのは米軍のカーチス・ルメイ少将
そいつらに対しレイモンドことライマンは、日本に滞在していた経験を活かし、日本の都市に密集木造家屋が多く、焼夷弾による爆撃が有効であることを進言。率先してユタ州の砂漠に日本の都市、下町の忠実な実験爆撃用の家屋を設計し日本の木造家屋を建て、焼夷弾の燃焼実験をくりかえしていた。
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東京大空襲では一九四五年三月十日。二時間余りの爆撃で約十万人が亡くなっており、それだけでなく日本の都市数十箇所を灰燼にせしめたというとんでもないやつなのです。
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ダグウェイ試爆場に建てられた日本の長屋
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by arsnova-arch | 2008-08-22 00:45 |