カテゴリ:建てる( 17 )
地盤に対応する裏ワザ①コマ型基礎
建物の地盤面がやわらかい場合に対応する方法としては大きく二つの方法があります。
ひとつめは、やわらかい部分を硬くする。
ふたつめは、固いとこまで杭を打つ。
一見しっかりとしてみえる地面ですが、地耐力という数値が足りない地面に家を建てることは水の上に構造物をつくる船と同じようなものだと考えてみればわかりやすいでしょう。
前者は地盤改良工法というタイプですが、ちょうどやわらかいスポンジの上に平らで厚い将棋盤を置いたような感じにしてしまい、水平にたもった筏のようなものを基礎下に設置する考え方です。
後者は硬い地層まで竹馬のように足を伸ばすといった感じです。海底から塔を立てるような状態です。
どちらが良いかは地盤面の種類と深さや地下水の高さと工事コストのバランスで構造計算のうえ決定しなくてはなりません。
地盤改良の場合、改良材といわれるセメントみたいなものを土に混ぜ込んで硬くしていきます。
杭の場合はPC杭、鋼管杭、現場打ちコンクリート杭と杭の形状や性能に種類がありまして、これもケースバイケースで最適なものを選択していきます。
そんな中で裏ワザ的なものとしてコマ型基礎という工法があり、弱い地盤の場合は僕らは毎回この工法がいけるかどうかを検討しています。
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写真は6連結タイプのコマ型基礎
理由としては設置手間が大幅に楽になる、掘削土量が少ない、うまく土の性情とあえば埋立地でもいける、という利点からです。いずれも強度性能を維持しながらコストダウンに貢献してくれる要素です。
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大田区で工事したマンションの基礎下に敷設されるコマ型基礎「マイ独楽」の筏ユニオン。この工法により深い杭基礎や高い地盤改良を抑えて基礎下の工事費が半額に!地盤が弱くて新築コストでお悩みをお持ちの方はどうぞご相談ください。
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by arsnova-arch | 2008-08-29 21:49 | 建てる
サーフィンを愛する人達のためのアパート
というテーマで湘南で計画を進めています。
基準法の改正などもあり、非常に苦労しながら建設に向かって進めていますが、えてして苦労する案件ほどいいのになることが多いです。立体的にからみあう階段がエッシャーの絵のようですが、先週までのパースです。ちょっとスペインの現代建築家リカルド・ボフィールみたいでしょ
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先日の打ち合わせにより、Wさん奥様のアイデアとご指摘により階段をひとつ減らすことができ、もうすこしすっきりできそうですが、この建物階段とバルコニーが複雑にいっぱい必要になっておりまして、それを逆手にとって積極的にデザインに組み込んでみようという案になってきています。壁面を真ん中に向かって後退させていることで、これらの階段、バルコニーの要素が奥行きを強調してくれています。
で、エッシャーの絵です。
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だまし絵として有名ですが、空間をゆがませて奥行きを生み出していることがわかりますね
まっすぐな面よりも、段がついていたり重なりあっていたりする面の方が空間的にも拡がりを生んでくれます。戦前の近代建築、たとえば日比谷公会堂とか安田講堂、銀座のビルなどにもよくみられるデザイン的な処理です。現代建築ではこうした、ズレや凹みなどを合理的でないと切捨てていますが、心理的に広がりを生むのですから経済合理性はあるのですよ
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by arsnova-arch | 2008-08-26 20:19 | 建てる
土地探しの裏技②古地名を調べろ
新築をお考えで土地を買ったはいいけど、最初想定していた予算でおっつかないケースのひとつに意外と地盤が悪かった!というものがあります。
湾岸エリアや元海浜エリアで当然埋め立て地だと予測できるようなところでは、基礎工事の前に杭を打ったり、地盤改良の必要があるだろうということが素人でも予測できますが、結構内陸側なのになんでこんなに地盤が悪いの?と思われるようなところがあります。
たとえば関東圏では埼玉県の川口周辺とか茨城県の土浦周辺、関西圏では神戸や大阪駅あたりもですが、それは地面の一番上表土から支持地盤と呼ばれる固い層までが深い場合や地下水位が高い場合があるからです。
その理由は太古の自然状態から人間が自然状態を開拓する前の地形がどのようであったかにも関係しています。
たとえば大きな川が蛇行して川床が削られた後にやわらかい粘土層や砂が堆積してできた平らな面であったり、干拓と埋め立てで人口的につくられた平地であったりするからです。
そのため地面がやわらかいケースと地下水がいまだに川のように地盤下を流れていることもあるのです。
そういった土地の性格を本来の地名は反映していました。
現在では開発業者やデベロッパーなどはそういった元の地名を、「希望が丘」、「未来が丘」、「ハイタウン」、「ニュータウン」などと付け直してしまいどのような自然地形であったか想像しずらい名前に変えてしまっています。
今をときめく六本木ヒルズ周辺も、元の地名は北日ヶ窪(北向きの日当たりの悪いくぼ地)だとか、 自由が丘も元の地名は谷畑(谷間の畑地)でありすぐ隣の駅が奥沢であることからも、複雑な谷あいの地形であったことがわかりますね
そのため、山を削った土地と谷を埋めた土地では地盤状態が近隣でもまったく異なるケースがあるのです。
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集中豪雨による土砂崩れや地すべりをおこしているニュースでその地名に「竜」「龍」がからんでいることがあります。それはかつて暴れ川に竜が棲むとか、水神として竜がまつられていたように、河川の氾濫を暗示しています。大滝とか滝沢、龍ヶ崎などもそういったかつて治水に苦慮したエリアを示しています。
現在ではそういった悪条件に地盤でもさまざまな対策方法により安全に建設することが可能ですが、工事にその分の「地盤対策費用」がかかります。杭工事や地盤改良工事には30坪の敷地でおおむね300万円前後というこということですから、地盤対策の必要のない土地よりも坪単価10万円UPです。ということは地盤が悪そうな土地は周辺よりも10万円安くないと割が合いませんね
そのあたりを不動産仲介業者にちょこっと指摘するだけで値引きに応じてくれることもあるかもしれませんよ
また周辺より安い価格の場合は、そういった事情を反映して安いのかもしれませんね
また地盤状況の調査には、ボーリング調査で約30~40万円くらい、(お医者さんでいうところの刺針して組織を取り出すタイプ・確実)スウェーデン式サウンディング調査(お医者さんでいえば聴診器で心音を聞くタイプ・ある程度の強度はわかる)というもので10万円くらいかかりますが、それをおこなっているかどうかでも土地の価格は本来変動するはずのものです。
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by arsnova-arch | 2008-08-20 13:36 | 建てる
土地探しの裏技①再建築不可能土地
再建築不可能土地といわれる土地があります。何それ?なんか怖そう、、、地盤がむちゃくちゃ悪いとか、、、と不安になるくらい恐ろしい名前ですよね。でもそこに秘密があるのです。
最度の建築が不可能ということにはふたつの意味があります。
ひとつは物理的に建築が不可能、もしくは非常に難しい土地 →軟弱地盤、がけ、汚染地域
ふたつめには制度的に新築の建築が不可能な土地 →法律的な制限により不可能になった土地
ここでちょっとややこしいですがおおざっぱに法学の話をしますと、法律には人工的に成立したものと慣習的に成立したもののふたつがあります。前者は自動車などの交通ルールのように太古には存在し得なかった事象に対して新規に設けられた法律であり、衣食住に関するような太古の生活から存在しえた事象を社会制度的に明文化していったものとです。法律の成立と人間の生活はどちらが先にあったかというと、それは生活が先にあったことは明らかですよね
それと同じような現象が土地と建物の制度にもあるのです。
それはひとつには1敷地に1建物という原則と、建物が建つ土地には道路がくっついてなくちゃいけない(正確には幅2メートル)、という二つの前提条件なのです。
そんな法律があるの?知らなかったよ、という方が意外と多いのではないでしょうか
古い立派なお屋敷に離れがあったり親戚も住んでいたり、また小さな路地奥に面して風情のよい下街などで自分の家も今そうなっているけど、、と心配になってしまう方もいらっしゃるでしょう。そういったケースは知らないうちに法律的には既存不適格建物という名前を付けられてしまっているのです。結果、都心の一等地にもそんな再建築不可能土地というものが存在します。
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上記の青いところは道路として認可されていそうなところですが、それに接していない土地というのが存在します。土地の価値というものは残念ながら使う人や住む人の価値感で決まるのでなく、不動産業者を通じて流通させることができるか、金融用語でいうと流動性が高いかどうか、で決まるので再建築不可能土地は市場価値の半分以下になっているところがほとんどです。
再建築不可能っていうことは裏を返せば、リフォームならOKじゃないの?ということです。
そこでそんな格安な再建築不可能物件でほぼ新築リフォームをかけてしまえば、新築同等の家が手に入るという可能性が存在します。
それがスケルトンリフォームです。
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骨組みまであらわにしてしまい、きちんと設計した耐震補強を施すことで新築同様に生まれ変わらせるのです。
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この裏技には物件が本当にリフォーム可能かどうかなどの初期診断が重要ですからくれぐれも慎重に購入を考えなくてはなりませんが、住みたいとこに住むにはこれも裏技のひとつですよ
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by arsnova-arch | 2008-08-19 17:19 | 建てる
伊豆天城高原の現場から
屋根が葺き終わりました。
ここにどういう展望台をつけるか、、です。
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by arsnova-arch | 2008-07-30 14:27 | 建てる
相談事があり伊東へ
大室山を見下ろす、気温6度
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里では桜が満開、気温16度
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伊東駅前の喫茶店にて、懐かしいテーブルゲーム
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by arsnova-arch | 2008-03-29 13:24 | 建てる
外観完成しました
異種素材が綺麗に収まっています。
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by arsnova-arch | 2007-02-10 13:40 | 建てる
ボリューム検討中
日野のクリニック計画案
屋根も含めた建物の見え方を検討中
ステルス値をどうやって上げようか検討中です。
幹線道路に面しているため、最初のアイキャッチが
非常に大事なのです。
いくつかの模型で比較検討中
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by arsnova-arch | 2006-06-07 14:41 | 建てる
盛岡の計画案
ですが、煉瓦をうまく使ってみようというもの
コーナーにちょこっと金属板がアクセントb0080224_20251947.jpg
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by arsnova-arch | 2006-05-30 20:25 | 建てる
ちょうどこちらも軸組み
いいづか君のところ
浦和S邸上棟
なんだよね
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by arsnova-arch | 2006-05-25 00:40 | 建てる