勝手に褒めるシリーズ
旧尾張藩愛知県西春日井郡ですばらしい住宅建築を次々に設計されている人です。服部さんはその素材の取り扱いも見事ながら、家のありようをその構造、その部位、その関係からとらえなおす、建築工法や素材ディテールからその意味を模索されながらデザインされています。
で、今回イチ押しなのがこのGO-TEIという作品です。
ぜひ、ご覧あれ
家のスケール感をかつての民家商家のごとくに軒の高さで操作する。その結果ちょっと見にはちっちゃな建物がその存在感で普通の住宅地に大事件を起こしている、しかもさりげなく品良く。
結果、電柱や電線、古ぼけた道路標識や朽ちた道路縁石すら何か不思議な素材としてその風景の中でその意味が変質して建築作品に参加して来ている。
それがまるで最近のロックバンドのジャケ写のような不可思議な効果を生み出して、なにかなつかしさやさわやかさが吹き抜けていっていますね