屋根で太陽光発電、早すぎたエコロニー
エコロジーも「ブーム」から「あたりまえ」の時代になってきている昨今ですが、われわれのところでは太陽光発電装置にいち早く取り組んでいました。太陽電池パネルは屋根置き型が一般的な1999年当時画期的な太陽光パネルが存在していたのです。太陽電池が屋根材料、それがクボタの「エコロニー」でした。
エコロニーの特徴は太陽電池=屋根という建築上の特製だけでなく、太陽光発電装置としてもさまざまな問題に対応した薄膜ハイブリッド方式を採用していたのです。
太陽電池はその原料であるシリコンの処理で大きく結晶型とアモルファス型に分かれるのですが
【単結晶】紺色のタイプです
1. ワット当たりのコストが高い。
2. 温度特性が悪く、温度上昇により変換効率が低下します。
3. 変換効率が高く(10~18%)、人口衛星電源として有名
【アモルファス】茶色から紫色をしております。
1. 夏期の温度上昇でも性能維持・向上。(夏期の変換効率が高い)
2. 変換効率が低い。
その二つを合わせていいとこ取りをしようと二重に用いたのが 「薄膜ハイブリッド方式」 夏場の温度上昇でも発電効率が下がりにくい。という特徴をもっています。また太陽電池の色がブラウンから紫といった銅板屋根のような色味も日本家屋の町並みに向いていました。
この太陽電池パネルを屋根面全体に日本で初めて使用した建物がこれ↓茨城県桜川市(当時は下館市といいました。)の高橋さんのお宅です。
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太陽電池パネル一枚の大きさで屋根モジュールが決まってしまったため妻面では軒がギザギザしております。
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屋根にある太陽電池で光を電気に変換し、パワーコンディショナーで直流電力を交流電力に変換最大電力量を得るように電圧を調節、住宅内部の家電製品等へ電気を分配します。
残念なことにこの「エコロニー」事業から2005年クボタは撤退してしまったのですよ、いよいよこれからがその真価を発揮すべき時期だったんですが
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by arsnova-arch | 2009-05-19 06:30
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